対談

対談インタビュー

福岡市西区拾六町で開業している「やすかわ歯科医院」
一般歯科の院長先生と小児歯科の副院長先生にその違いや、取り組みについてお話をお伺いしました。

副院長から見た院長はどんな方ですか?

副院長:そうですね、歯科医として尊敬できる方です。まず、尊敬していないと仕事は一緒にできないですね。
勉強会に参加されたり、技術を磨いたりと積極的に参加されてすごいなと思いますね。

一般歯科と小児歯科の違い

院長:治療自体は変わらないところもあります。
ですが一般歯科は一般歯科、小児歯科では小児歯科のより深い専門的な知識が必要となります。
成人はもう歯が生え変わることはないですが、お子さんは乳歯から永久歯に生え変わっていくので、治療や予防をすごく大事にしていかなければなりません。
ですから、当医院(やすかわ歯科医院)では小児歯科で働き続けてきて専門的な技術と知識がある副院長に小児歯科を担当してもらっています。お互いの専門の仕事には手を付けない、ちゃんとした知識を持って対応できるように一般歯科は一般歯科、小児歯科は小児歯科ときっちり分けています。

副院長:そうですね、基本的には小児歯科は治療や内容は一般歯科と変わらないんです。
主に見る患者様が赤ちゃんから小学校高学年までくらいの、永久歯に生え変わる前までの治療や口腔内のケアをおこなっていきます。一般歯科は例えば主訴の治療、改善や虫歯や歯周病などにならないための予防などが主な目的です。
小児歯科は治療や予防はもちろんですが、今後生え変わってくる歯(永久歯)のことを考えた上での治療やケアが必要になってくるんです。ですから、一般歯科との違いといえば、やはり「生え変わる」という点が大きいと思います。

副院長が小児歯科を選ばれた理由

副院長:私は大学を卒業してずっと小児歯科で働いてきました。例えば、子どもの頃から矯正を始めたらキレイな歯並びになる確率がかなり上がるんです。もちろん歯に限ったことではないのですが、子どもにはいろんな可能性があって、そこに触れられることがすごく楽しいんです。

ですから小児歯科の道を選んだんだと思います。やすかわ歯科医院でもたくさんのお子さんたちの未来への手助けになると思って小児歯科を受け持ち、お子さんたちに接しています。

院長が小児歯科を担当されることはありますか?

院長:僕の場合ついついお子さんに甘くしてしまうので、お子さんが甘えてしまって泣き止まなかったりして治療が思うように進まないんです。
子どもって、本当に賢いので「この先生は(甘いから)泣いてる間は痛くしない」と悟ると、ずっといつまでも泣き続けちゃうんですよね。(笑)
小児歯科が専門の副院長には、ちゃんと怒るべき時には怒らないとダメだ、とよく言われます。

副院長:そうですね、お子さんの治療にはメリハリが大事ですね。
やはりどうしても泣き続けたり、我慢できない子もいるので、治療するためには叱ることもあります。

メリハリが大事

副院長:もちろん叱るだけではなく、上手に治療を受けることが出来たらしっかりとほめてあげることも大事なんです。
お子様からしたら歯医者はとても怖いものです。ですので、頑張って治療を受けたら「よく頑張ったね」「上手にできたね」ってほめてあげます。お子様といってもしっかり話せばわかってくれるので、保護者さんに対してだけではなく、お子さんに対しても治療の説明は一生懸命伝えていますね。

治療で他に気をつけていることはありますか?

副院長:そうですね、こどもが泣く事は仕方がないから、泣いたときに何をしていくかが大事だと思います。まずはおろおろしないことです。一般の患者様もそうですが緊張や焦りが伝わってしまうのでますます不安になってしまいますからね。
次にお母さん、お子さん、私の三角関係ですね。
治療を受けるお子さんだけでははく、同伴されているお母さんとのコミュニケーションをとることも大事にしています。
患者様はお子さんですが、お子さんを連れてくるのはお母さんなのできちんと保護者の方にも説明をして安心していただきます。

お子様の治療は個室で行っているんですか?

院長:そうですね、すぐ近くで子どもが大泣きしていたら、清々しい気分だ、なんて方は、まずいらっしゃらないと思うんですよね。

だからと言って子どもに泣くなと言っても聞くものではありません。お母さん方も他の方々にすごく気を使うと思うんです。
ですので、うちの場合はなるべく他のお客様に子どもの泣き声が聞こえない様に、防音にしています。

小児用の個室には、お母さんも一緒に入るのでしょうか?

院長:お母さんと一緒だと甘えてずっと泣き止まない子も多いんです。
他の小児歯科でも多いと思うんですが「母子分離」と言って、治療の時にはお母さんには待合室で待ってもらう事がほとんどです。
その方が、お子さんが自立すると言うか、泣き止んできちんと集中して話を聞いてくれることも多いですね。
もちろん、お子さんと離れても安心してもらえるように、お子さんの治療にはスタッフ2名体制で対応しています。

心配されるお母様方もいませんか?

副院長:基本的にはお子さんが甘えてしまうのでお母様には待合室で待っていて頂くのですが、どうしても心配なお母さんには診察室にはいっていただきますね。

最後に今後どのような医院作りを目指しますか?

院長:より多くの方に安心して来ていただける医院にすることですね。安心して通える歯医者になれば予防や定期健診にも来院しやすくなり歯の健康に繋がると思います。他には、もし引越しなどで他の地方に住まれ、他の歯医者さんに掛かられたときに見られても恥ずかしくない治療をしていきたいです。

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